一般社団法人 長浜青年会議所 65周年創立記念事業

湖北対流都市構想

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構想本文

​日本は今、地方回帰の始まり

今、日本は本格的な人口減少時代に直面しています。その上、特に若い世代の地方から大都市への流出が地域活力の低下を加速させ、地方経済の落ち込みを招いています。この現状を打破していかなければ地域間の格差がより一層広がって地方を衰退させ、やがては大都市を含む日本全体の衰退に繋がることは想像に難くありません。一方で各地域に目を向けると、地方に存在する豊かな自然環境をはじめとした大都市とは異なる魅力が、若年世代を中心とした都市住民の関心を集めています。加えて働き方改革の推進や、現在進行形で広く世界に影響を与えている新型コロナウィルス感染症は、今まで当たり前だった常識を壊し、私たちに多様な働き方・暮らし方の可能性を感じさせていることは間違いありません。以前から芽生えていた多様な価値観を実現することができる選択肢が現れてきたことで、大都市を追い求めていた人々の関心がより一層地方へ回帰してくることは間違いないでしょう。

湖北のこれから、持続的に発展していくために

私たちが住み暮らす湖北においても、人口減少・流出に伴う経済規模の縮小が顕著になっており、特に若い世代の転出超過による地域活力の低下は喫緊の問題です。しかしながら、若者層が大学進学等に伴って都市部を選択し羽ばたいていくことは、寧ろ可能性を高めることであり、決して嘆くようなことではありません。私たちが解決すべきまちの課題は、担い手の流出により新しい発想が生まれる契機が失われ、湖北の持続的発展が極めて困難な状況に陥っていることです。課題解決のため取組むべきことは、彼らが湖北を離れていても自分たちが育ったまちにコミットできる環境を創り上げることであり、延いては湖北で育った人間だけでない多くの人々がどこにいても関われるまちを創っていくことです。このようなまちを創り上げていくためには、湖北を舞台に地域間の垣根を越えて人やその知恵を対流させ、新たな発想を生み出せる環境を整えることが必要不可欠です。

これからの湖北の成長のためには、今後も一層高まるであろう人々の地方への関心を好機と捉え、如何にして湖北と都市部を繋ぎ、湖北に新しい風を吹き込めるかが鍵となるでしょう。そのためには先人たちによって形作られた個性を活かして独自性を保ちながら、湖北外から関わる人々の流れを持続的に生み出す「道」をつくる必要があると考えます。「人や資金を呼び込む仕組み」、「若い世代が活躍できる仕組み」、「未来を担う青少年を育成する仕組み」これら多くの人々を湖北へ誘うための3つの道を創出し、湖北と継続的且つ多様な形で関わる人々を取り込むことが重要なのです。

 

湖北対流都市構想 3本の道づくり

地方への関心が集まる時代に於いて湖北に多様な人々を呼び込むためには、積極的な都市部との繋がりが不可欠です。そして、他地域にはない湖北の魅力を追求しながら湖北へ誘う3本の道となる仕組みを創出し、独自性と先進性の高いまちへと昇華させることで一人でも多くの人に湖北を知ってもらい、訪れる人や関わる人々を生み出していける地域を目指します。湖北に人の流れを呼び込み持続的な成長を遂げるには、地域で稼ぎ、人々の活力を高め、次世代の担い手を育成できる道づくりが必要と考え、以下の運動を展開します。

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構想の構造

 
  • Human Capital Labo
    人や資金を呼び込む仕組みをつくり、持続的な経済循環を創出しよう

  • 湖北プロデュースカレッジ
    若者世代が活躍できる仕組みをつくり、まちに新たな賑わいを創造しよう

  • Educate 0→1
    未来を担う青少年を育成する仕組みをつくり、世界で活躍する人材を輩出しよう

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これら3つの運動により湖北と都市部を繋ぐ道ができれば、このまちと交わった人々がファンとなり、更なる繋がり関わりたいという輪の広がりが活発な都市間の対流を湧き起こします。そして、外からの刺激と内なる活気が継続的に重なることで、湖北を舞台に新たなビジネスや文化のシーズを育むことができるのです。私たちの力で経営資源の好循環を生み出し、活気あるまちの賑わいと経済的に豊かであり続けられる湖北こそ持続的な発展を確固たるものにできます。これが「湖北対流都市構想」です。

行動理念

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64年間の長浜青年会議所のまちづくりは、数多くの輝かしい成果を生み出してきました。しかし、このまま過去の成果に満足していては、湖北は確実に衰退の一途を辿ります。目まぐるしい変化が連続する激動の時代の中、これからの湖北をつくるのは、いまを生きる私たちです。誰よりもまちを想い、この一瞬に情熱を注ぎ、湖北の未来を切り拓いていこう。

未来創造運動方針

Human Capital Labo
人や資金を呼び込む仕組みをつくり、持続的な経済循環を創出しよう

現在の地方は、加速する人口減少と変容した社会環境により、都市部と地方の繋がりが分断される危機に直面し、産業や賑わいといった経済活動の持続性を低下させています。今後、湖北がこうした悪循環に陥らず経済的に豊かな地域となるには、自分らしく働ける地方への関心が高まる状況を活かし、多様な人々を流動させていく必要があります。そのためには官民問わず連携し、湖北自ら稼ぐことができる経営視点をもち、経済的な賑わいを生み出せる地域へと成長していかなければなりません。

そこで私たちは、湖北が広域的な連携により、新しい人や資金を呼び込む仕組みを確立する運動を展開します。青年会議所が基点となり、行政や企業、まちづくりプレーヤーといった異分野で活躍するステークホルダーを繋ぎ合わせ、積極的に都市部の人々へ湖北と関わることのメリットを訴求していきます。また、どこからでも容易に繋がれる時代であることから、独自の情報ネットワークやプロモーションにより地域外に湖北を知れる拠点を創っていくことで、継続的に関心を集められるようにします。そのために、湖北の内なる魅力と外部視点を掛け合わせ、多様な人々が繋がり、湖北外からの投資を呼び込む「Human Capital Labo」を創設します。資産価値が高まる試行と改良を繰返すことで、固定観念に捉われないダイナミックな提案や発信を行い、新しいビジネスの種を撒き続けられる仕組みが整えば、人々のまちづくりに対する意識を変え、稼ぐ力が強化されることで人々を呼び込み、持続的な経済循環を創出していけると考えます。

以上のような考えのもと、人や資金を呼び込む持続的な経済循環の仕組みを構築する運動を継続的に展開・発信し、地域の枠を越え、湖北と全国各地の連携が活発になり、経営力に秀でた湖北は、人々の関心を引き寄せ「湖北対流都市構想」が実現すると確信します。

 

賑わい創出運動方針

湖北プロデュースカレッジ
若者世代が活躍できる仕組みをつくり、まちに新たな賑わいを創造しよう

古来より湖北は豊かな地域資産を背景に、この地の住民によって活気に満ちた賑わいのあるまちをつくってきました。しかし近年、都市部への人材流出が進み地域の活力が低下しています。湖北が今後賑わいを取り戻すためには、市民が主体者意識を持ち、これまでの常識に囚われず柔軟な姿勢で求心力に優れた活力ある地域社会を形成していくことが必要です。そして、その中心となるのは次代を担う若い世代をおいて他にありません。

そこで私たちは、地域に賑わいを生み出すために、湖北に住む若い世代がまちづくりの担い手として成長できる仕組みを確立する運動を展開します。流行や生活スタイル、常識ですら目まぐるしく変化する現代において求心力のある地域となるためには、地域独自の魅力を生かしながらも今までに無い新たな着想が必要です。そしてまちに賑わいをもたらすためには、アイデアを形にして独自の魅力を作り、広く地域外に発信することで多くの人々を呼び込み、他地域には無い魅力を体感してもらう必要があります。そのために、若い世代と地域内外の企業や団体、有識者等を結び付けることで、地域特性を生かすアイデアを具現化し多方面に発信する仕組みを整えます。このプラットフォームが「湖北プロデュースカレッジ」という多種多様な人材や考えが交差する、まちづくりの担い手の支援や学びの場となります。湖北がこれまで培ってきた文化や資産を生かし、先鋭的で斬新、且つ関わる誰もが主役と思える取組みをすることにより新たな賑わいが生まれ、多くの人々がこの地に惹きつけられます。その結果、湖北はまちの担い手が活躍できる殿堂として将来にわたって常に進化し、より多くの人々が深く関わる地域になれると考えます。

以上の考えのもと、若い世代がまちづくりの担い手として成長しながら、賑わいを生み出せる仕組を構築する運動を展開・発信していくことで、湖北は求心力のある賑わいの絶えないまちとなり、人々の関心を引き寄せ「湖北対流都市構想」が実現すると確信します。

青少年育成運動方針

Educate 0→1

未来を担う青少年を育成する仕組みをつくり、世界で活躍する人材を輩出しよう

現代の子ども達が生きる未来は、グローバル化の波が押し寄せ価値観が多様化し、テクノロジーの進化で情報が溢れる変化が激しく予測困難な社会になると予想されます。湖北の青少年がこの答えなき時代と真摯に向き合い社会を舞台に躍動するには、柔軟な視点で物事を考え、社会に新たな変化を生み出せる能力を保持していることが必須です。

そのような青少年を育成するためには、広範な分野の中から青少年自らが課題を立て、情報を集め解決する力を身につける必要があります。課題の解決に向け主体的・協働的に取り組むとともに、他人任せではなく自らが考え行動を起こし続けなければいけません。

そこで私たちは、自身で学べる知識を備えた子ども達に対し、誰からの指示や目標も与えず、他者との関わりのなかで其々の個性を最大限に引き出し、その知識を駆使して新たな一歩を踏み出せる環境を整えます。そして、この自由な発想力と飽くなき挑戦心で新たな価値を生み出そうとする姿勢を学べる「Educate 0→1」という教育概念を湖北地域に向けて打ち出し、継続的に運用できる仕組みを創出する運動を展開します。子ども達に仲間や大人との協働から多様な価値観に触れさせることで多角的な視点を身につけ、子ども達の興味を惹き出し新しいものを作る経験をさせることで「0を1にする姿勢」を育むことができます。この創造力習得にコミットした教育の仕組みを行政・湖北内外の企業諸団体を巻き込みながら完成させ、湖北に溢れる魅力的な自然環境の中に於いて子ども達に確かな自信を与えることで、未だこの世に存在しない新たな価値を生み出す湖北地域出身のイノベーターを育成することができのです。

以上の考えのもと、湖北の未来を担う青少年を育成する仕組みを構築する運動を継続的に展開・発信し、湖北を背負い世界で活躍する人材を輩出する湖北地域は人々の関心を引き寄せ「湖北対流都市構想」が実現すると確信します。